withコロナ時代、密を避けた新しい趣味の1つとして、家族や友達と一緒に近場の山にハイキングにでかけ、自然の中でコーヒーやお茶を片手にのんびりと時間を過ごす”山カフェ”はいかがでしょうか。街中のカフェとは、一味二味も違った新鮮な体験ができます。私は登山サークルに所属して度々この企画を実施してきましたが、最低限の要領さえ覚えれば誰でも簡単に実施できます。これからやってみたいと思った方にとって、何か参考情報になれば幸いです。
休日に友達と会ってのんびりと時間を過ごすため街中のカフェを利用する方は多いと思います。
街中のカフェは駅近くにあることが多く便利なのですが、いざ店内に入ってみると、
- 満席で座れない
- 隣席との座席間隔が狭い(感染症対策で座席間に板が設置されている店舗もあり、より狭い)
- 室内に喫煙所が併設されており臭いが気になる
などに気づいて何度も残念な思いをした方多いと思います。
それではこれらを解消するのによい方法はないでしょうか?
その答えは、街の中のカフェを利用せずに、町の外をカフェとして利用する方法です。
山でカフェを楽しもう
お勧めはカフェ道具を持って近郊の山に出掛けて、自分で豆を挽いてコーヒーを淹れることです。
挽き立て、淹れ立てのコーヒーはいつも以上に香りが良く、さらに自然の中で味わえば、いっそうの美味しさを感じる事ができます。カフェ道具については、色々とありますが、とりあえず以下のものがあれば大丈夫です。
- コーヒーミル
- フィルター
- バーナー
- ポットまたはコッフェル
- コップ
- コーヒー豆と水
- ゴミ袋
- グランドシートまたはチェア(無くても可)
ただしこれらを持っておらず、
準備に予算をかけられない、または気軽にやってみたい方は、
- インスタントコーヒー
- 水筒(お湯)
- 紙コップ
- ゴミ袋
だけでもOKです。
その他、お好みでスイーツを持っていくと、友達とより楽しい時間を過ごすことができます。
ここまで聞いて、やってみたい!
と思ったとしても、良い場所が思い浮かばないという方へ、ここからは良い場所の選び方をご紹介します。
気候や場所の選び方
以下の3つの条件を満たすことをお勧めします。
過ごしやすい気候
当たり前ですが、不快な気候(寒すぎ、暑すぎ)の場合、その場に長時間留まっておくことができません。快適な季節(春~秋)に実施することをおすすめします。山は標高が高くなるほど気温が低く、また天候が変化しやすい傾向がありますので、十分な衣類と急な天候不良に対応できるよう雨具類を持参しておいてください。
半日程度でアクセス可能
目的地でのんびりできるための十分な時間を確保したいため、できるだけ短時間(半日以下)で目的地へ到着できるコースの選定をおすすめします。コースが長くなると、下山時間に気が取られるため、のんびりと時間を過ごすことができなくなります。事前に登山用の地図や登山アプリ等でコースを十分に調査しておいてください。
近くにトイレあり
コーヒーの利尿作用の影響や肌寒い気候の場合にトイレに行きたくなることが多いです。近くにトイレがある場所(公衆トイレ、山小屋等)がお勧めです。
関東の場合、高尾山、筑波山、宝篋山、大野山、大山などが比較的短い時間でアクセスしやすく、トイレ等の施設があり、活用しやすいでしょう。
良い場所が思いつかない方へ
ここまで読んで、具体的な場所が思い浮かばない方は、周りのアウトドア好きな方や、登山経験者に話を聞いた方が良いと思いますが、そのような知人が周りにいない方は近所の登山用品店のショップ店員さんに聞いてみてください。または山岳会や登山サークル等のコミュニティに加入して話を聞いたり、コミュニティの仲間と一緒に同行するのも1つの方法です。山岳会や登山サークルは沢山存在しており、それぞれのコミュニティで加入条件や年代層がバラバラですので、各自の目的に合ったコミュニティを見つけて、とりあえず参加してみることをお勧めします。